ズルテンには、シゴキボーマにしごかれることで催眠オナラガスを出すという密かな性質がありました。裏技とも呼べるその性質を利用して人々を眠らせていく作戦をとったヤミマルたち。ラゴーン様もよくそれに気づいた、とご満悦です。
シーロンをして「こんなに下品でひどい作戦があるなんて、私も初めて知ったのです」と言わしめるしょーもない作戦ですが、広範囲への無差別な攻撃(?)なので厄介ですね。山口先生も久しぶりに登場したと思ったら、気持ちよくドライブしている最中にズルテンたちと遭遇してしまい眠らされるだけというかわいそうな事態になっていました😓
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人間を蔑む一方で、ズルテンにもひときわ冷たくあたるヤミマルには、人間と暴魔の両方から迫害された過去がありました。
異能の者であるということだけで人間から迫害され、暴魔百族に助けを求めてもひどい仕打ちを受けたことが回想で明らかになりますが、どちらもかなりエグい扱いを受けていて、これは憎しみが募っても仕方ないなぁ、と思わされます……。
ズルテンもちゃっかりかなりひどいことをしていたので、恨まれていて当然かも……。
コミカルなエピソードの中だったからか、ヤミマルの壮絶な過去がより一層凄惨なものに思えたお話でした😢もう、いいから……キリカと幸せになってくれよ……。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰