はるながメインのお話です。
元漁師の祖父をもつ姉弟・ミサとヒロシに出会ったはるな。汚れた川を綺麗にしてくれる「怪獣」がいたらいいのに、という幼いヒロシの願いがほほえましいのですが、これが後の話につながってくることに……。
そんな中、暴魔博士レーダによって暴魔獣ペロペロボーマが復活。自然界の汚染物質を吸収して暴魔ゾンビをうみだすペロペロボーマは、一見環境を綺麗にしているようですが、実際には元の汚れよりも更に強力な汚染物質を放出できる厄介なやつ。暴魔ゾンビが人々を襲い、街も大混乱に陥ります。
川の水の一部が綺麗になったのを見て、ペロペロボーマが自分の望んでいた「怪獣」と思いこんだヒロシは、その行方を探すはるなたちに知らないと嘘をついてしまいました。気持ちはわかるんだけどな……それはダメだ、ヒロシくん……。
嘘に気づいたはるなたちは暴魔獣の行方を聞き出そうとしますが、そんな折ヒロシたちの祖父がペロペロボーマに連れ去られてしまいます。
おじいさんが生きている間にもう一度漁に出させてあげたい、という一心で川を綺麗にしていた姉弟の前で無情にもさらわれていくおじいさん。これは心えぐられる……。
ターボレンジャーの活躍で暴魔獣を撃退し、祖父も無事に戻ってくるのでひと安心なのですが、かといって汚された川がすぐに綺麗になるわけではありません。「ひとたび汚された自然はすぐには戻らない」という淡々としたナレーションが逆にちくりと胸に刺さってしまったのは私だけでしょうか……。
暴魔百族復活の原因が、人間の環境破壊による妖精の力の弱体化ということで、今回のように環境問題をテーマにしたお話がつくられたのでしょうね。
暴魔大帝ラゴーン様の「人間どもを自らつくり出した汚濁の淵へ沈めてしまえ」というお言葉もぐさっときました……。
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アクションパートでは、今回からターボレンジャー各々の個人武器が登場しました。
レッドのGTソード、ブラックのTハンマー、ブルーのJガン、イエローのBボーガン、ピンクのWステッキ……とそれぞれの個性に合っていそうな装備があるとわくわくします。
ピンクのWステッキは近接用かと思いきや、ブーメランとして遠距離攻撃にも使える優れもののようです。今回も、人質としてレーダーに捕らわれていたおじいさんを救出する際に巧みに使い分けて戦っていました。んんん~、かっこいい!!
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰