第49話です。
ヘルサターン総統亡き後機械帝国の玉座についたヘドリアン女王ですが、その人工心臓が弱り始めました。心臓交換の手術をしなければ長くはもたないのですが、アマゾンキラーがイナズマギンガーと結託していると疑心暗鬼になっている女王はそれを拒みます。
前作では強い絆で結ばれていたベーダー一族に敵ながら感動したのですが、今作のヘドリアン女王はあれだけ頼りにしていたアマゾンキラーをも信じられなくなってしまうなんて……ちょっと寂しいです。
最後の力をふりしぼった女王の妖魔術で、サファリにいた美佐の体が浮かび上がり北極まで運ばれてしまいました。黒い太陽神への生贄として美佐の命を奪おうとする女王でしたが、すんでのところで人工心臓が停止。医療班らしいマシンマンから「ご臨終です」と告げられていたのがツボ。
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女王の死を悼む間もなく、イナズマギンガーが美佐とひきかえにジャガーバルカンを手に入れようと言い出しました。こいつまだ諦めてなかった。
ところが、そんなイナズマギンガーに機械帝国の全能なる神から謎のビームっぽい攻撃が発されます。その場に現れたヘルサターン総統によって、イナズマギンガーは機械生命体イナズマモンガーへと改造されてしまいました。どうも過去の記憶はなさそうな様子です。かつての相棒の変わり果てた姿に、アマゾンキラーも多少なりともショックを受けていたようでした。
そのイナズマモンガーとサンバルカンとの戦いにて、ニューバルカンボールで「イーグル」「シャーク」「パンサー」とそれぞれかけ声を上げる際、BGMで流れる主題歌の歌詞とぴったりのタイミングになっているシーンがはちゃめちゃにかっこよくてしびれます。何度見ても飽きません!!
それでですね、結局イナズマモンガーは倒されてしまうわけなんですけども、あれほど頑なな態度を貫いていたアマゾンキラーが彼の死に胸を痛めている様子が何とも美しくて最高だったんですよね……。かつての相棒といいますが、それだけの関係だったのでしょうか……なーんて、想像をめぐらすのが楽しいのです。ふふ。
捕らわれの身の美佐を救うべく北極へと乗り込むサンバルカン。機械帝国の玉座につくアマゾンキラーの前に現れるヘルサターン総統。展開が目まぐるしいですが、次回は最終回です。この最終回直前のそわそわ感、好きですね……。