第42話です。
人間たちを集団催眠にかけてブラックマグマのしもべにしようと企むヘドリアン女王。体力の限界まで妖魔術を使う姿に感動したヘルサターン総統は、人間たちが催眠にかかりやすいようにドラゴンモンガーを使い夜の来ない世界をつくり、東京中の人間を睡眠不足で弱らせようとしました。
んっ? ずっと明るくて眠れないっていう話、最近見かけた気がします。過去作品と現行作品のつながりを感じられると、なんだかうれしいですね。
ブラックマグマの作戦が進んでいくと、平和守備隊の隊員まで催眠にかかりサンバルカンに襲いかかってくるのですが、その戦闘シーンが今回のお話の中で何度も見返したお気に入りシーンです。
街灯に飛びついてくるっと回りながら攻撃するシャーク。バク転から街路樹を後ろ手で掴みひらりと持ち上げた両脚を振り下ろして攻撃するパンサー。軽やかに華やかなアクションが組み入れられていて、無限におかわりできそうです!!たまらーん。
サブタイトルにあるように、今回のお話では人一倍よく眠る和夫少年が登場するのですが、皆が眠れず苦しむ中でもすやすやと眠る彼が見た夢でドラゴンモンガーの居場所をつきとめる、というちょっとしたミラクル起こっていました。あまり深くつっこまれませんでしたが、これって割とすごいことなのでは……。彼はエスパーなの? デンジ星人の末裔なの??
ともあれ、いつも寝坊するし早く寝るし自分は怠け者だと気に病む和夫くんに対して、こんな状況でも眠れるなんてすごい、とポジティブな言葉をかけていた美佐ちゃんにほっこりしました。
否定しない、って大事ですよね。うっかりすると自分に対しても周囲に対しても欠点を見てしまいがちになるので、見習いたいなぁ、などと思うのでした。