第40話です。
サンバルカンとの戦いで自慢の牙を失ったコウモリモンガー。コウモリ魔人にした人間から牙を奪って再生させようと、素質のある者を探します。
コウモリ魔人となったのは暴れん坊の鉄男少年でした。普段からいじめっことして嫌われている彼ですが、コウモリのような牙や翼がはえてしまった自分の姿を見て、悪いことをしてきた罰が当たったと嘆きます。悪いことしている自覚はあったのに暴れまわってたのか。闇が深いな、鉄男……。
そんな鉄男の姿を見て、天使がきてくれたと喜ぶ少女サユリが現れます。いや、どう見ても悪魔の類、よくて堕天使だけれども。
サユリちゃんの天使の定義が気になるところですが、手術を控えた彼女に勇気を与えるため、教会からお守りをとってくることになった鉄男。コウモリモンガーに狙われているため保護をしようと駆けつけたサンバルカンも、事情を聞いて協力を申し出ました。
男同士の熱い友情は突然爆誕するものです。
なお、教会に置いてある十字架を勝手に持ち出すことの是非についてははうやむやにされました。
先の戦いで超音波を使ってバルカンボールを二度もかわした強敵コウモリモンガーも、超音波探知ミサイルという追跡型のミサイルでさくっと撃破。
意地でもバルカンボールでリベンジするという泥臭いスタイルではなく、かわされたなら別の攻撃で倒せばいいじゃない、という合理的なスタイル。好きです。
コウモリモンガーに牙を奪われた時点で人間の姿に戻っていた鉄男。病室のサユリにお守りを届けると、翼はどうしたのと問われます。とっさに飛羽さんが、どこにも行かないように神様が翼をとってしまったとナイスフォローを入れましたが、そりゃあ天使が人間の姿になって帰ってきたらちょっと「すん……っ」ってなりますよね。がんばれ、鉄男。
ここまで書いて改めてサブタイトルを見ましたが、なんだか「人間を暗殺する使命をもったダークな天使2人組」が登場しそうな物騒なタイトルですね……。
戦隊ファンとしては、天使の使命は地球(ほし)を護ることであってほしいです。