第37話です。
前回(第36話「エスパー」)から続いています。
何者かが発するテレパシーに苦しめられるヘドリアン女王はその原因となる人物を探しますが、特定ができません。そこで、超能力をもつデンジ星人の末裔たちを抹殺すべく、エスパー狩りをはじめたのでした。
姉の加美子も捕らえられ処刑を待つ身となる中で、それを阻止するため日見子が動きます。今までにない強力なテレパシーで女王の精神に呼びかけ、ついに対峙することとなりました。
自分がデンジ星人の末裔である話も聞いていたので、デンジ星を滅ぼしたことへの怒りもあったのでしょうか。それにしても、バリアで一切攻撃をうけつけないわ、あられや炎で攻撃するわ、ただのシスターとは思えない強さでした。
サターンモンガーとサンバルカンの戦いは今回が二度目です。太陽剣・オーロラプラズマ返しをテレポートでかわされてしまった前回の失敗をうけて、技を出す前に太陽剣とバルトンファをクロスさせ十字架をつくってみせ、サターンモンガーを弱らせるという戦略をとっていました。失敗も無駄にはしないといういいお手本。
サターンモンガーとの戦いで超能力を使い果たした日見子ですが、元々のファッションの仕事には戻らず修道院に残るようです。
修道院の中は広大な宇宙、マリア様とデンジ姫がよく似ている、などと告げて日見子が修道院へと戻るシーンは、BGMも相まってとても神秘的でした。
このBGM、デンジ姫のエピソードの際にいつも流れる劇伴なのですが、曲名がわからないのです……。哀愁を誘う美しい音楽です。