ケンタと共生獣セイラのエピソードです。
ケンタは砂浜で若い男性たちを連れて歩く美しい女性・セイラと出会います。彼女の正体は、共生獣。ジルガドグラーの幼獣に餌となる人間を運んで育て、代わりにジルガドグラーのつくる赤い実をもらって短い命をつないで生きているのでした。
地底にはいろんな生態があるんだなぁ……などと感心しつつも、人間を犠牲として生きながらえていることへの罪悪感に耐えきれない様子のセイラに、こちらも胸が痛みます。傷ついた小鳥を放っておけないようなセイラですから、何人もの人間をジルガドグラーに与えていたのはどんなに辛かっただろうなぁ……と。
美しい人間の女性の姿は仮のもので正体は怪人態というのも、何とも背徳感があって好きです……。すみません、こういう趣味のもので……。でもきっと私だけじゃないと信じてる……。特オタこういう人たくさんいる……私、知ってるんだから……。
成獣となり襲いかかるジルガドグラーからケンタをかばって、セイラは倒れます。
哀しいシーンに、これでもかというくらい哀しいBGMが流れてかなり濃い味の哀しい演出になっております。ケンタの腕の中で、セイラが最期に一瞬怪人態となるのもいいですね……。
なかなかに救いのないお話かと思いきや、ジルガドグラーに養分として捧げられていた人たちが元の姿に戻って(サボテンに変えられていました)、無事に助かったようだったのがせめてもの救いです😌
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰