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光戦隊マスクマン 第14話「青空への大脱出!」

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偶然にも地底へと落ちてしまったアキラが、そこで暮らす地底人の兄妹と出会い、地上への脱出をめざすお話です。

まず、地上の人間を幼いうちにさらい地底で育て、奴隷のごとく使役する実験都市をチューブが50年も前からつくっていたという事実がさらっと明かされますが、それだけでもかなり怖い。実際、アキラが出会った兄妹の両親も地底で生まれ育ち、地上の世界を知らなかったそうで。暗い地底の世界でアングラー兵の食糧となるキノコを育てるため働かされるだけの人生を送ることになるのですよ。えぐい……。いや、それとも他の人生を知らなかったらそもそも何の疑問を持つこともないのか……?
ちなみに、その計画をイガムは知らなかったという点でチューブの一枚岩でない面がさりげなく描かれていますね。

地上から落ちてきた青空の写った写真を見て以来地底からの脱出を望んでいた兄妹たちとは対照的に、他の住人たちは脱出の提案に乗り気ではない様子。兄妹の母が言った「私たちはどんなに辛いことにも耐える術を身につけてしまいました。命を失うような危険を冒すよりは、じっとこうして耐える方を選ぶのです」という言葉がぐっさり刺さります。うわあああお風呂場のカビくらい根が深そうながっつりめの現状維持バイアスだあああ。何か身に覚えがあって直視できない。

結局アキラたちマスクマンの助けもあって兄妹たちだけでなく全ての住人が地上へと出ることができたのですが、どうかこの人たちに幸あれと願わずにいられません。

最後のシーンを見るまで、「えっ、これ脱出できたのは環境を変えたいと強く願って自ら行動した兄妹だけとかいうオチだったらどうしよう……」と慄いていましたが、そこまでシビアなお話じゃなかったのでほっと胸をなでおろしたのはここだけの話……😌

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰