ドクターアシュラからのもとの姿へと戻った嵐。「4+8」という足し算もできなくなってしまった姿が憐れみを誘います。もともと両手の指の数よりも多い足し算はできなかったんですよね……懐かしい設定がちゃんと活かされてます。
結局アシュラもギルドスやブッチー同様、ケンプやマゼンダと競わせるために「つくられた天才」だったというわけで、そうしてまで千点頭脳を求めるビアスの異様さが浮き彫りになってくるのですが。
現時点で最も千点頭脳に近づいたケンプは、嵐に対して「こんな下品な言葉は使いたくないのだが……『馬鹿は死ななきゃなおらねえようだな!!』」と第2話の名言を彷彿とさせるようなセリフで煽りまくります。はあーーー、こういう急に品のない言動するところ、最低で好きですね……。
この回では、教会で祈りをささげているうちにボルトの襲撃に巻き込まれてしまった豪も登場。丈と豪、そして豪と嵐のやりとりで印象に残るシーンが多いです。
無謀な戦いに向かおうとする丈を止める豪と、それに対して「やっぱりお前は頭が良すぎるんだな」と応える丈。頭で考えるだけでなく、時には根性で切り抜けることも必要だと体をはって示しているようです。
嵐は、豪に「4+8」の答えを聞いて、思い残すことはなくなったと満足そうな顔。「豪よ、俺たち妙な人生だったなぁ」と吹っ切れたような顔をして豪のもとから去っていきます。もう、この一連のシーンの嵐がすごくいい顔して笑ってるんですよね……泣いちゃう……。
攻撃をくらってもくらってもバトルヅノーに繰り返し挑んでいった嵐でしたが、ついには自らの体にダイナマイトを巻いて特攻。壮絶な最期をとげることになります。壮絶という言葉ではなまぬるいくらいかもしれない。
ダイナマイトで頭脳獣と心中という描写もさることながら、この回には直接的ではないながらも戦いに巻き込まれた一般人が亡くなっているという描写もあって、そのシビアさが辛いです。ライブマン、こういうところ結構えぐってくる……でも、好き……。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰