勇介とケンプの因縁が描かれるエピソードです。
アカデミア時代に夢を語り合い、4年後の10月29日に再会を誓っていた勇介と月形(=ケンプ)。その約束通りにアカデミア島へと向かった勇介でしたが、現れたケンプは頭脳獣ギルヅノーを引き連れ、勇介抹殺の使命に燃えていました。
ケンプとの約束を果たそうとする勇介に、鉄也と純一が反発してグラントータスを出ていったり、彼らの行動をめぐみと丈が嘆いたり。ともすればライブマンの五人がばらばらになってしまうのでは、とはらはらさせられるお話でもありましたが、かつての友としてケンプと決着をつけるという勇介の意思を確認して鉄也と純一の誤解は解け、丈やめぐみも戦いの場に駆けつけたので、仲間内でのいざこざは最小限でした。よかったよかった。
ケンプはアカデミア時代から人を小馬鹿にしたような態度だった印象がありますが、勇介とは熱く夢を語り合っていた時もあったんですね。ただ、彼の「バイオテクノロジーで病気やけがに負けないよう人類を進化させる」という夢は、いつしかねじ曲がってしまったんだなぁ、と思うと悲しい……。
人であることを捨ててまでボルトに加わりビアスに忠誠を誓っているのですが、当のビアスはライブマンを倒すためならケンプを犠牲にすることもいとわない、というのが目に見えて伝わってくるのも「ぐぬ……」ってなるし、それをケンプ自身が目の当たりにしているのも、端的に言って地獄ですね。はー……でもこの地獄……割と好き……。
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