人間から努力する心を奪い、家畜同様の奴隷とする作戦を立てたマゼンダ。ブタヅノーの力で一時的に子供たちの学力を上げますが、遊んでいてもいい成績がとれることでなまけ始めた子供たちは、次第に体の一部がブタに変わっていきます。
このお話で勇介が出会ったジュンは、彫刻が得意な少年。塾に通っているにもかかわらず成績は伸びず、勉強ではずっと落ちこぼれだと気にしています。
そんな彼に対して、勉強も大事だが好きなことを一生懸命やるのも大事だと諭した勇介は、大きな木でトーテムポールを作ることを提案。勉強も彫刻も頑張る、と決意したジュンでしたが、周りの友人たちがどんどん成績を伸ばしていく姿に落ち込み(実際には一時的なもので、その後ブタになってしまうという仕打ちが待っているのですが)、ついにはマゼンダのもとを訪ねてしまいます。
すんでのところでジュンを救い出した勇介でしたが、なぜ止めたと反発され言い合いに。ジュンの言う「一生懸命頑張ってもダメだったらどうするの?」という問題への答えって、すごく難しいですよね……。
このエピソードの中で勇介は、自らがずっと練習していたというオーバーヘッドでブタヅノーの攻撃を蹴り返す姿をジュンに見せることで、努力はいつか必ず報われる、というひとつの答えを提示しましたが、現実はそううまくいくことばかりでもないし……。
もし自分がジュンの疑問に対して答えを返すなら、「必ず報われるとは限らないけど、努力したこと自体は無駄にはならない」って言うのかもしれません。それで納得してもらえるかわからないけど。
個人的には、ジュンくんのその後が気になります。
勉強や他の習い事が不得手でも、好きなことはいくらでも努力できるっていうタイプの子は、ぴたりとハマる場所にいけばものすごく活躍できるだろうなぁって思います。たぶん世の中にいる天才ってそういう人たち。
今回のお話のラストでも立派なトーテムポールを作り上げていましたが、ジュンくんが彫刻で才能を発揮して活き活きと活躍できる未来がありますように、と願わずにいられません🙏
……ライブマンの話からだいぶそれちゃった(笑)。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰