前回から続いています。
ヅノーベースへと戻ったオブラーでしたが、ビアスから突き放されます。折よくギルド星人ギルドスが戦力として加わったこともあり、これはもう実質クビ……。人間の姿に戻った尾村はヅノーベースから逃走するのでした。
尾村がたどりついたのは母のいる実家。息子の帰りを喜ぶ母に応えるでもなく、虚ろな表情で地下の実験室へとこもる様子はかなり異常なのですが、それを全て受け入れようとしてしまう母の歪んだ愛情がまた怖い。このお母さんも、相当に憐れな人なんだろうなぁ……と思わずにいられません。
訪ねてきた勇介たちから息子をかばおうとしますが、その尾村は怪人態になりかけのおぞましい姿で母の前に飛び出してくるんですよね……。ここでめぐみがとっさに、見てはいけないと尾村の母をかばうシーンが、めぐみらしい思いやりにあふれていてすごく好きなんです。まあ、その後でばっちり見ちゃうんですが……。
母の前でオブラーの姿になった尾村に対して、丈も「お袋さんの目の前で、なんてむごいことを!」ってちゃんと怒るのが熱くて良いです。
息子を想って泣き崩れる母の姿が何とも哀しい終わり方のお話でした。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰