前回からの続きで、ジライヤとガリの激闘から始まります。
なぜ父を殺したのかと激昂するジライヤに対して、怒りに任せて相手に勝つことはできないと嗜めるガリ。その頬にひとすじ涙が伝っています。
ジライヤの猛攻に倒れたガリは、これまでの経緯を説明。
ガリはかつて、交通事故で娘を失いかけた折、娘を救う代わりにジライヤの父を暗殺するようヌエから取り引きをもちかけられたのでした。
親友だったジライヤの父を殺し、自分の娘は救われましたが、罪の意識からジライヤを引きとり育てることに。立派な戦士に育てようと心に決めながら、いつかはジライヤの手にかかって死ぬことを望んでいたと言います。
望みが叶い、最期は満足そうな笑みを浮かべていました。
ガリの絶命後はヌエとの戦い。試練を乗り越えたジライヤのもとに忍之巻もおさまり、ゴッドガンマーを呼び出します。
元々合流していたサスケに加え、鶴姫・サイゾウ・セイカイも集まって、超忍獣五体が勢ぞろい。ヌエを撃破したカクレンジャーは、妖怪大魔王の復活の阻止、ジュニアとの戦いに向けて決意を新たにします。
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ジライヤのお話後半戦。初っ端からバッキバキの師弟対決アクションシーンでテンションが上がります。ガリの鉤爪を奪い、とどめを刺そうとするジライヤですが…………刺せないんですよね~!!!
そこからの、ガリによる真相の告白と贖罪。いつか弟子の手にかかることを望んでいた、とか、ベタな展開といってしまえばそれまでかもしれませんが……やっぱり、ベタだからこそ感動するんです😭
親友を手にかけてしまったガリも哀しいし、慕っていたガリを自分の手で倒さなければならなかったジライヤも哀しい(どう考えてもジライヤの試練だけやたら重い)。
原因となったのは妖怪、ということで、妖怪たちとの戦いへの決意を新たにするお話でした。
それはそうと、27話で地割れに落とされてからずっと地の底でジライヤとガリの戦いにほくそ笑んでいたヌエが、「出てこい、ヌエ!」と言われてぴょーい!と地割れから飛び出てくるのは、ちょっと愉快なシーンでした。
お前、そんな簡単に出てこれたんか……。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰