竜とリエの関係の結末編。なんとも切なく苦しく、そして美しいエピソードでした。
中心となるのは竜とリエとの関係ですが、グレイのマリアに対する想いが語られるのも見逃せません。
魔獣化が進むマリアに胸を痛め(ロボットですけど……)、凱達に「マリアを……頼む」と語りかけるグレイのシーンとても好き。マリアに人間としての心が残っていること、可能性があるなら元に戻してやりたいことを淡々と語る姿が、渋かっこよすぎてどこまでも果てしなく転がっていけそうです🙃
マリアがリエに戻ったものの、竜の元には戻ることができなかったのも、辛いけれど納得。彼女も元はスカイフォースの隊員で、鳥人戦隊に選ばれていた人ですし、自分のしてきたことを知ってしまったら、恋人の元で幸せに生きようと思えなかったんでしょうね……。ラディゲの元に降るふりをして一矢報いるのも、かっこよかった。
リエの最期を看取るのがグレイであるところも、うれしいような、やるせないような、なんとも形容しがたい気持ちになります。そして、「ほんとは……死にたくない……」とグレイに対してぽつりと本音を漏らすのも良い……。竜の元に戻りたい気持ちを殺して、戦って散っていくことを決断できるなんて、とても強い女性だったんだなぁとしみじみ思います。
リエを失った竜の激しい慟哭ももらい泣き必至ですし、そんな彼の姿を仲間達に見せないようにする凱の気遣いもぐっとくる。情緒をかき乱されまくりの回でした。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰