トランザ……!!ってなる回。
もう、本当に、それに尽きます……。
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なんというか、トランザの全てが詰まった話だなぁと感じたエピソード。
前半までの余裕たっぷりでジェットマンの各メンバーを追いつめていくトランザは、自分の力に酔いしれて相手をいたぶる鼻につく悪役っぷりが極まっています。
一人ずつ追跡し、恐怖におびえる様子を楽しんでから最後には石板にする。サディスティックな一面がこれでもかと描かれていて、「ああ、こういう奴だよな……」となること請け合いです。
竜とラディゲとの三つ巴の戦いとなって以降は徐々に追いつめられる側に回り、ジェットマンとの戦いでぼろぼろに。更に、ラディゲに身体的にも精神的にも痛めつけられてすり減っていく様は、敵ながらほんのちょっぴり同情してしまいます。
でも、ラディゲからの「俺の名を言ってみろ」返しのシーンは大好きです。因果応報とでも言うのでしょうか。
抵抗する力のないトランザをいかようにでもできるのに、「だが殺しはせん。人間として生きながら、一生俺の名を恐れるんだ!」と高笑いをするラディゲ。
からの病院シーンなんですよ……。精神を破壊されたトランザは、身元不明の患者として隔離された病棟で時折発作のように恐怖に叫びながら残りの一生を過ごすことになるんですよね。それで本編が終わるというじわじわとした恐ろしさがたまりません……!何度観ても凄い回だと思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰