アコが捨てたクマのぬいぐるみ・プータンと無数のゴミからゴミジゲンが誕生。アコを「ママ」と慕う優しいゴミジゲンでしたが、物を粗末にしたり、見た目で差別をしたりという人間の醜い部分への怒りで暴走を始めます。
元のプータンに戻ってほしいと願いながらも、自分の手で決着をつけようと戦いに臨むアコの心の動きがぐっとくるお話です。
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捨てられた物が心を持って動き出すお話、というのはぐっさり刺さることが多いんですよね……。今回も、そういうお話でした。
そもそも、アコちゃんはどうしてプータンを捨てようと思ったのかがあまり描かれていなかったのですが、ゴミジゲンになってしまったプータンを突き放しつつも、ゴミ処理場で働くよう斡旋(?)してやるところは、面倒見の良さが出ていました。「時給800円」とか言って紹介していたので、単なるおこづかい稼ぎだったのかもしれませんが(笑)。
不法にゴミを投棄する業者をこらしめる正義感の強いゴミジゲンでしたが、それが仇となって業者に報復されることに。人間の醜い面をマリアから指摘され、怒り狂う巨大次元獣と化してしまいました……。
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戦いの中で自我を取り戻したものの、出来損ないの次元獣としてマリアの手にかかってしまったゴミジゲン。その後のマリアとブルースワローの一騎打ちは、短いシーンながら熱い展開でした……!
プータンのお墓に手を合わせしっとりと終わると思いきや、相も変わらず業者の不法投棄は続いている……というなんともいえない後味の残る終わり方には、「やられた……!」と思いました。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰