やっぱり戦隊が好き

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鳥人戦隊ジェットマン 第16話「紙々の叛乱」

絵や写真を実体化させる能力を持つカミジゲンが登場。実体化したもので人々を襲わせ街をパニックに陥れますが、謎めいた少女の吹くオカリナの音色がカミジゲンを苦しめます。

オカリナを吹く少女・静子は、著名な画家・間吹画伯の娘でした。二年前に亡くなったはずの静子は、カミジゲンの力で画伯の作品から実体化したのです。彼女は、体調を崩し病室で生死の境をさまよう父にオカリナを聞かせようとするのですが……という感じのお話。

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ジェットマンのお話の中の一つですが、これはもう間吹親子のお話。
病床の父に元気になってもらおうという、静子の純粋な願いがひたすら伝わってきます。絵から実体化した静子にはほとんどセリフがない分、表情やしぐさで彼女の意思がじんわりと伝わってくるんですよね……。

一時は危ない状態となった間吹画伯がオカリナの音色を聞いて持ち直すと、静子は安心したようにその場から去っていくんです。なんだか、自分はもう亡くなっているのだから、これ以上側にいてはいけないってわかっているような去り方で、哀しくもあり美しくもあり……すごく陳腐な言い方になってしまうけど、「綺麗なお話」だったように思います。

ぱっと見て「おもしろい!」って類のお話ではないかもしれないけれど、しっとりと胸に沁みてくるようなお話で、私は好きです😌

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰