やっぱり戦隊が好き

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地球戦隊ファイブマン 第31話「あぶない母」

合身銀河闘士タヌキツネギンの幻を見せる能力で、星川兄弟の母・緑が五人の前に現れるお話です。

初めに緑と遭遇したレミの喜び様ももちろんですが、母と再会した兄弟それぞれの反応が、とっても良いです……。

涙声で「会いたかったです」と呟くだけで、落ち着いているようにも見えるけど、弟妹たちの手前駆け寄りたいのを必死で堪えているように手を震わせる学。すごく学兄さんらしいなって思います。対照的に描かれていたのは、名前を呼ばれてたまらず駆け出す健と数美。これもわかる。

中でも印象的だったのは、どうしていいかわからないというような表情で呆然と立ち尽くす文矢です。ようやく母だと認識して「母さん!」と泣き崩れるところでこちらの涙腺も決壊するってもんですよ……。生後すぐに生き別れて写真でしか知らないんだもんなぁ……喜びよりも先に戸惑いのほうが押し寄せている感じがリアルでした。

幻とはいえ、実体もあるようだったし、記憶もしっかりと再現されているようだったので(文矢と別れたときはまだ赤ちゃんだったこととか)、フィルムに記録されたわずかな映像からあのクオリティの幻をつくり出せるタヌキツネギンの能力はもっと評価されていい。

そして、母との再会に心を揺さぶられながらも、敵にファイブラスターでの攻撃が通じなかったことや、母が20年経っても全く年をとっていないことへの違和感を打ち明けた学がさすがでした。込み上げるものがありつつも、やはり冷静に状況を分析していたんですね。かっこいいよ、学兄さん……!!

ゾーンの所持していた記録フィルムがいつどこで撮影されたものかはわからずじまいでしたが、母・緑がシドン星を脱出して別の場所で生きていた可能性があるとわかっただけでも、兄弟にとっては一歩前進、というエピソードでしたね🥲

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰