第23話です。
ナメクジシンカに襲われた人が次々と人間ナメクジへと姿を変えられる事件が発生し、発明センターによく来ているサトシの母親もナメクジにされてしまいました。
弱点と思われた塩も効かず、街を破壊する人間ナメクジを保護していくことしかできない中、進化獣に襲われたサトシがなぜ逃げられたのか――レイの推理が光ります。
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まずサブタイトル及び作戦名がすごい。すごくダイレクトでわかりやすい。敢えてよくない言い方をさせていただくとすれば、くっっそ頭悪そうな作戦名です。好き。
それはともかく、サトシくんの話からナメクジシンカの弱点が目であることを見抜き(体は強化されていますが、目だけは塩が効きました)、塩を頭上からどっさり浴びせるため策を練って動いたレイがかっこいいですし、その意図をウィンクだけで察して一連の行動をレイに任せる弾さんという関係性が熱くてぐっときました! 仲間を助けるだけでなく、信頼して任せることのできるリーダー・弾さん。上司にいかがでしょうか。
人間ナメクジになってしまった人たちは夢野博士のつくった薬で元に戻すことができましたが、進化獣を倒しただけでは元に戻らなかったというのはよく考えると恐ろしい話です……。大概の異常は怪人を倒したら元に戻るのがお約束なのに。もし博士が薬をつくれなかったらどうなっていたのでしょう……。
ナメクジシンカ、意外と強敵だったのかもしれません。