第47話です。
海岸をパトロール中の赤城は、ふしぎな雰囲気の少女と出会います。彼女は人魚姫で、自由のない姫としての生活に嫌気がさして、地上を訪れていたのでした。
お店で試着した服や靴をそのまま着てきてしまい赤城が代金を払わされるはめになるなど、人間界の常識を知らない彼女に赤城がふり回されている様子がちょっと微笑ましいです。
一方で、ベーダーは彼女が人魚姫と知ると、海の支配者である人魚族と手を結び兵力を増やすため、姫を捕らえようと動き出しました。
このまま地上にいたいと訴える人魚姫でしたが、熱心な赤城の説得で海に帰ることを決意。
敢えて別れのシーンを描かず、デンジマンがボートラーと戦う間に姿を消す人魚姫、という描き方が素敵だなぁと思いました。砂浜に真珠でかかれた「サヨナラ」の文字が波で消されていくのもまた良い……。ときにこんなしっとりとしたお話があるのもスーパー戦隊シリーズの魅力のひとつですね。