「サブタイトルでそんなあおられてもね……」って思いながら、結局泣くやつです。
コウのゴーマ化が迫るなか、コウの母からコウは自分とシャダムとの間に生まれた子供で、阿古丸とは双子の兄弟であることが明かされます。リンにだけは知らされていましたが、阿古丸含め皆が知ることとなりました。
双子が生まれると弟を殺さなければならない掟だったにもかかわらず、それができなかった母は、コウを連れてゴーマから逃げたのでした。結果、阿古丸を置いていくこととなってしまったのですね。阿古丸のことを捨てたつもりはない、と言ってはいるけど、それはやっぱり「捨てた」と同義だよ……というもやもやは拭いきれません。
そもそもなぜシャダムと関係を持ったのか、そのあたりも一切触れられていないので、コウの母に感情移入をすることが少し難しく感じてしまいました……。
コウのゴーマ化は防ぐことができ、正気に戻ったのも束の間、洞窟の崩壊で母は岩の下敷きに。10歳の子供につきつけるにはあまりにむごい運命です。やめてあげて……。
洞窟から脱出したコウと入れ違いで阿古丸がやってきて、再会した母子は落石のなか最期を迎えることに。壮絶なラストだし、決して幸せではなかったと思うけど、最後の最後に手をしっかり握れたことだけは良かったと思います。
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この回の放送が12月24日なので、お話の最後にはリンとコウ(と白虎真剣)のささやかなクリスマスパーティが。リンが、街で見かけた親子にコウ・阿古丸・母の姿を重ねるシーン、すごく好きです……。こうあってほしかったという、リンと視聴者の願望が表れているようで。
コウの母を演じられたのは三輝みきこさん。ジェットマンの小田切長官も記憶に新しい時期だったと思いますが、凛々しくパワフルな長官とはまた違う印象の役でした。
これだけ重要な役なら、名前つけてくれてもよかったのにな……って、ずっと「コウの母」って打ちながら思ってました(笑)。
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コウの問題はひと段落しましたが、大神龍が去っていったのは道士がゴーマとふたたび休戦協定を結んだから。しかも、今回はダイレンジャーの解散と、道士がゴーマに戻ることが条件だということで、ここで初めて道士がゴーマ族の参謀長であると明かされます。
衝撃の事実発覚で続きが気になる!!というところで、年末年始のため一度放送がお休みになるのは、戦隊あるあるですね。リアルタイムで観ていたら、もんどりうって倒れていたと思います(笑)。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます🥰