何かもうサブタイトルの圧が凄い。
かつてブーバと行動を共にしていた女海賊ジールが登場。ゴズマから抜けて、再び二人で暴れ回ろうと誘うのですが、バズーの恐ろしさを痛感しているブーバは首を縦にふることができず。
本音ではゴズマから自由になりたい、でもそのためにはチェンジマンを倒すしかない。「自由はこの手で取り戻すしかないのだ!」と自分に言い聞かせるように語ったブーバの姿に痛々しささえ感じました。
母星復興のため、家族のため、自由のため……とゴズマの面々にもそれぞれに戦う理由があって味わい深いです。
が、その首領である星王バズーは、チェンジマンを倒すためには手段を選ばず、ブーバたちまでも宇宙獣士に改造して構わないという態度。
構成員を平気で捨て駒にする悪の組織、私は嫌いです!!(悪の組織にもアットホームさを求めがち)
* * *
宇宙獣士にされかかっていた影響なのか動けないブーバに代わって、チェンジマンを倒そうと無謀な戦いを挑むジール。ブーバと再び海賊として暴れたい、と言っていましたが、衰弱した中で呟いた「もう、戦いのない世界で、ブーバと二人で暮らしたい」という言葉。これが本音ですよね。泣くわ……こんなん……。
ブーバとともに逃げようとするもスーパーギルークの手からは逃れられず、宇宙船は墜落。瓦礫の中から立ち上がったブーバが、海賊旗を投げ捨てながら「俺はやっぱり、骨の髄から宇宙海賊よ!!」と言い放つくだりは最高にかっこいい。骨の髄「まで」じゃなくて「から」なんだな。
戦いの後、ジールの亡骸を抱いて何処へともなく去っていくブーバもかっこよすぎる。
総評:ブーバかっこいい。
(語彙力の低下を痛感しております……)