第16話です。
荒神山のマグマエネルギーを増幅させ、大爆発からの大噴火・大地震を引き起こそうと企むギア。爆発までの6時間、バイオマンを荒神山へと近づけさせないよう策を施していました。そこに巻き込まれてしまったジュンの奮闘ぶりが描かれるお話です。
ところで、この時代の敵組織ってやたらとマグマエネルギー増幅させて使いたがりますよね。
1. 時刻のテロップが新鮮
マグマエネルギー増幅装置のスイッチを入れたAM9:00から6時間後のPM3:00に爆発が起こる、という設定なので、ジュンの行動を描きながらところどころに「AM11:00」のように時刻のテロップが入ります。サスペンスドラマのような緊張感ある描写で、なんだか新鮮! いろんな手法を実験して作品づくりがされていたんだろうな~と思いをはせてしまいます( ˘ω˘ )
2. 敵組織、作戦明かして失敗しがち
今回は、ファラが人間社会にもぐりこみ「村の診療所のアイコ先生」を演じていました。その「アイコ先生」が突然去ってしまうことになり、悲しんだ子供たちがプレゼントのこけしをジュンに渡してほしいと託すのですが、それこそが荒神山からバイオマンを遠ざけるための作戦だったのです。
バスや電車を乗り継いでどんどん荒神山から遠ざかっていくアイコ先生を必死で追うジュンは、メカクローンの襲撃を受けながらも何とか追いつきました。が、そのアイコ先生がファラだったと気づいたときには爆発までの時間は残り少なく……といった寸法なんですが、ここでファラが作戦の全貌をしゃべっちゃうから詰めが甘いんですよね! あと1時間で荒神山が大噴火をするのだーって教えちゃうから、当然ながらバイオマンは全力で引き返して阻止に向かいます。たぶんしゃべらなかったらバレなかった。爆発からの噴火・地震で東京壊滅してた。
3. 儚く散った海の神
荒神山へ向かうバイオマンの前に、ネプチューンカンスが立ちふさがりました。ネプチューン=海の神ですよ。なんだか強そうな雰囲気出してるじゃないですか。
私、毎日本編観る前に『百化繚乱』で「今日のカンスはなにかな~(^ω^)」って確認してるんですけど、ネプチューンカンスなんて言われたら「わぁお、絶対これ強いやつやん!」て思うじゃないですか。瞬殺でしたよね。なんで海神モチーフにした??
おかげさまで大した足止めにはならず、荒神山まで戻ったバイオマンは無事爆発を止めることができました。
PM3:00まで残り1秒、5時間59分59秒の戦い。それがサブタイトルの「21599秒」ってことだったのです。なるほど( ˘ω˘ )
4. どうする、こけし
戦闘後のシーンでは、村の子供たちが無邪気に遊ぶ姿を見守りながら預かったこけしの扱いに困っていたジュンが可愛かったですw アイコ先生はファラだったけど、子供たちの純粋な気持ちは本物ですしね、扱いに困りますよねw 結局どうしたんだろ、こけし……。